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河野 康則; 長島 章; 土屋 勝彦; 軍司 操一*; 千葉 真一; 波多江 仰紀
プラズマ・核融合学会誌, 73(8), p.870 - 891, 1997/00
大型トカマクにおける電子密度計測を目的として、接線COレーザ干渉計を開発した。主な内容は以下の4項目である。(1)大型トカマクにおける接線視野干渉計の成立条件の検討、(2)CO(10.6m)と赤外HeNe(3.39m)の組み合わせによる干渉計の開発、(3)CO(10.6m)とCO(9.27m)の組み合わせによるデュアルCOレーザ干渉計の開発、(4)超高精度位相比較器の開発、である。本研究により得られた成果により、デュアルCOレーザ干渉計がJT-60UだけではなくITERなど将来の大型装置にも適用可能であることが示された。
森 雅博; 石田 真一; 安東 俊郎; 安納 勝人; 朝倉 伸幸; 安積 正史; A.A.E.van-Blokland*; G.J.Frieling*; 藤井 常幸; 藤田 隆明; et al.
Nuclear Fusion, 34(7), p.1045 - 1053, 1994/00
被引用回数:32 パーセンタイル:80(Physics, Fluids & Plasmas)JT-60Uにおいて、鋸歯状振動の無い高領域の運転にて、高閉じ込め状態の改善が達成された。すなわち、プラズマ周辺部と中心部の両方において閉じ込めが改善している状態(高ポロイダルベータHモード)を実現した。この状態では限界も改善しており、結果として、1.110m・keV・sという世界最高の核融合積を達成した。この値は、それまでの値の約2.5倍の進展である。中心イオン温度も37keVに達し、DD反応による中性子発生率も、これまでの値の約2倍に当たる5.610sに達している。本論文では、この閉じ込め改善状態(高ポロイダルベータHモード)の特性についても報告する。